JCBって不思議なカードで、最初はアメックスやダイナースと比べて地味なカードに思えたのですが、長年使っていくうちにその良さがじわじわ分かってきます。JCBが日本発の国際ブランドってことも影響していると思います。日本人好みのとても良い細やかバランスでベネフィットが組まれています。もともと僕はアメプラや黒ダイナースをメインで使っていたけど一周まわって今はJCBオリジナルシリーズがメインカードになっています。満足度は高いです。僕はJCBゴールドにまず入会して、現在はJCBゴールド ザ・プレミアを保持しています。ザ・クラスのインビがきたらどうしようかなと考えているところです。
今回はJCBオリジナルゴールドに「海外国内航空機遅延保険」の自動付帯があって助かった話をします。
航空機遅延保険について
航空機が機材不調や天候で大きく遅延することは時々ありますよね。ロストバゲッジで手荷物が届くのが数日遅れることもよくある話。ロストバゲッジは海外が圧倒的に多いですが、航空機遅延は日本でも台風の時期とかには割と起きますよね。
そんなときに役立つのが「航空機遅延保険」
航空便の出航遅延で生じた飲食費や、乗継遅延等で生じた宿泊・飲食費を補償してくれます。また、預けた手荷物が遅延・紛失した際の衣類購入費等を補償してくれる優れた保険です。各種カードでいろいろ条件は違うけれど、例えばJCBゴールドでは、出発・乗り継ぎが4時間以上遅れる場合や、到着後6時間以上手荷物が届かない場合などに補償が受けられます。だいたい2万円程度の補償です。
JCBゴールド (オリジナルシリーズ)の場合 (国内・海外とも自動付帯) | ||
補償内容(本会員・家族会員) | 保険金額 | 保険金をお支払いする場合 |
乗継遅延費用保険金 (乗継地に於いて発生した 客室料・食事代) | 2万円限度 | 搭乗した航空便の遅延により実際の 到着時刻から4時間以内に代替便を 利用できなかった場合、ホテル等 客室料および代替便が利用可能と なるまでの間に負担した食事代を お支払いします。 |
出航遅延費用等保険金 (出発地に於いて発生した 食事代) | 2万円限度 | 出航予定時刻から4時間以内に当該 航空便または代替便を利用できなか った場合、利用可能になるまでの間 に負担した食事代をお支払いします。 (ホテル等の客室料はお支払いの対象 となりません。) |
寄託手荷物遅延費用保険金 (衣料購入費等) | 2万円限度 | 到着後6時間以内に手荷物が届かな かった場合で、到着後48時間以内の 旅行行程中に衣類・生活必需品を 購入した場合 |
寄託手荷物紛失費用保険金 (衣料購入費等) | 4万円限度 | 到着後48時間以内に手荷物が届かな かった場合を紛失とみなし、到着後 96時間以内の旅行行程中に衣類・生 活必需品を購入した場合 |
「国内」の航空機遅延も自動で補償してくれるJCBゴールド オリジナルシリーズは優秀。意外にもアメックスプラチナでは補償適応範囲外だった(僕の経験談)
重要なのは「国内」での遅延も対象となるか、飛行機チケットなどの移動交通費を違うカードで払っていても補償のある「自動付帯」なのか、そして家族会員でも適応になるのか、という点です。JCBゴールドは、国内海外問わず、家族会員でも適応になる、自動付帯のカードです(2015年4月からこの補償がつくようになりました)。
意外なことに、アメックスプラチナは「海外のみ」が補償範囲で国内の遅延は補償外です。「本会員のみ」が自動付帯で家族会員は利用付帯です。ただし、補償額は3万円(受託手荷物紛失費用保険金では6万円)とJCBゴールドより高額です。
僕の場合も、海外から日本の空港までは無事についたけど、そこから国内線での乗り継ぎが台風のせいで乗り継ぎできなくなってしまいました。結局、欠航になって、ANAの受付から欠航証明書をもらって電車を利用して帰宅することになりました。
その際にかかった交通費はANAが後日負担してくれるけど、その他、クレジットカードでの補償はないかなと調べたときに、JCBでの補償があったので申請してみました(補償があるのを知らなくて、軽食を買って食べたくらいでしたが。。)。アメプラで補償されていなかったのが本当に意外でした。。
帰りの電車でJCBの保険デスクに電話して、1週間くらいで下の書類が送られてきました。振込先などを記入して、空港でもらった欠航証明書(ちなみに、ANAのホームページからも発行できます)と食事の領収書を同封して返信すると1ヶ月位で振り込まれていました。手続きも簡単。
まとめ:JCBゴールド(オリジナルシリーズ)の航空機遅延保険は素晴らしかった!
「JCBオリジナルシリーズ」は、本家本元のJCBのプロパーカードだけあって特に保険のベネフィットが抜かりなく考えられていると思います。アメックスプラチナやダイナースプレミアムなどと比べると派手さはないけれども、保険などの補償がしっかりしていて、持っていてよかったと思うことがたびたびあります。やっぱり日本発の国際ブランドだけあってきめ細やかなんでしょうね。結局、アメプラや黒ダイナースはダウングレードしたけど、JCBだけはダウングレードせずに使っています。
ということで、今回は国内での航空機遅延も自動で補償してくれるJCBゴールド オリジナルシリーズは優秀!って感じたときのお話でした。
「JCBオリジナルシリーズ」にはいくつも種類があるけれども、どのカードに国内航空機遅延保険が付帯しているのかは下の記事で一覧にしましたので参考にしてください。
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